今日はsabraムック「エターナル・プリンセス」からの画像です。
前にも書きましたが、私は野村誠一氏の撮る写真は好きではありません。
白鳥さんご自身は、この格好で上海の街角に立たされたことに
かなりのストレスを感じたみたいでした。
よくよく考えれば、グラビアアイドルのお仕事って過酷ですよね。
下着まがいの水着やらを着て、衆人環視の中ポーズをつける
わけですから。
どこかで気持ちに踏ん切りをつけないと、ほんとにやっていけない
お仕事なのかもしれません。
さて、私は白鳥さん以外のグラビアアイドルさんには結局興味が持てず、
現在にいたるまでそれは変わっていないのですが、白鳥さんの活動の
ピークであった(電王に出演した)2007年には、同様に第一線で活躍
していたグラビアアイドルさんが相次いで突然、活動を休止しました。
瀬戸早妃さんと矢吹春奈さんです。
彼女たちはある噂の渦中にあったこともあったのですが、矢吹さんは
特撮ヒロインドラマの主演も務められてあとの活動休止でした。
しばらくは消息が取りざたされましたが、矢吹さんはお名前を変えて、
瀬戸さんは事務所を変わられて、最近復帰されたようです。
思えば年間、数知れないアイドルさんがデビューし、そしてひっそりと
消えていくのでしょう。
長く活動できるのはほんとに一部の方だけのようです。
しかし思えば、一番よい時期に輝き、その時の輝きのまま私たちの
記憶に刻まれるのが、彼女たちにとっては一番幸せなのかもしれません。
風も吹くなり
雲も光るなり
生きてゐる幸福(しあわせ)は
波間の鷗のごとく
漂渺とたゞよひ
生きてゐる幸福は
あなたも知ってゐる
私もよく知ってゐる
花のいのちはみじかくて
苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり
雲も光るなり
林芙美子